NGOMA JAPANI -東アフリカNGOMA親交会-

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2005年8月&2006年8月 マブンブンブのキガンガ。マシンダーノにて

Mabumbumbu(マブンブンブ)の巨匠、Mzee Masha wa IhaのKiganga その1

2006年8月 Mzee Masha wa Iha(ムゼー・マーシャ・ワ・イハ)が踊ります。息子の1人、Kazungu(カズング)がソリストとして、ブンブンブとムションドを叩いています。

その1 入場曲 Muganda
   Mabumbumbu(マブンブンブ)はMuganda(ムガンダ)という入場曲で始まります。ムガンダの最中に踊り手が入場してきます。受け継がれている多数のムガンダの中で1曲から数曲が選ばれ演奏されます。
    

その2 Kiganga(1回目は太鼓叩きが曲を正しく叩けるか調べます。)

その3 Kiganga(2回目は本番。太鼓のリズムと踊り手のダンスをシンクロさせます。)
   いきなり来る踊り手の合図に対して、太鼓叩きは阿吽の呼吸でリズムを叩きます。そして少しのずれも許されないのです。
   完全なるシンクロにより、何かが起こるのでしょうか。

※Mabumbumbu(マブンブンブ)とは、ケニヤのギリヤマ族のンゴマの1つです。本来、マブンブンブのグループ同士、ンゴマで闘い・勝負します。そのため、世界的に見てとても珍しい形でリズムが複雑になるように発展しました。
現在は現金獲得のため外国人観光客に観光客用のショーをします。

※Masindano(マシンダーノ)とは、”闘う・競い合う・競技”の意味。ンゴマのグループ同士が勝負をする場です。

※Kiganga(キガンガ)とはMabumbumbuのグループ同士がMasindano(マシンダーノ)においてそれぞれの存在をかけて勝負をする時に演奏するンゴマです。外部のものには見せません。
 最近、マシンダーノはもう行われなくなりました。キカンガでは踊り手は1人です。他のグループの踊り手と一騎討ちをします。本来は対決する2つのグループが同時に演奏をはじめ、演奏終了時に観客が多い方が勝者です。負けたグループのリーダーは勝ったグループのリーダーのところにいって片膝を地面につき、右手を差し伸べて敬意を表します。それで終了です。

※Mzee Masha wa Iha(ムゼー・マーシャ・ワ・イハ)とはケニヤはマリンディに住む、マブンブンブの巨匠です。推定年齢60歳。
 『Folk Music of Kenya』George Senoga-Zake 著 UZUMA 出版 ISBN 9966-855-02-5 のP204 で紹介されてますが、一部の内容が間違っております。この本でMzee Masha IhaはMabumbumbuとともにGonda(ゴンダ)も叩くと記述されてますが、彼はGondaは叩きません。また、P212 にBumbumbu(ブンブンブ)の図がありますが、間違っております。Bumbumbuは3本足の太鼓です。図のように5本足や4本足ではありません。

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2006年8月、上記のマシンダーノの全日にマブンブンブのレクチャーを行いました。
翌日に各名手達が己の全プライドをかけて勝負するマシンダーノが控えているため、キガンガは行わない予定でしたが、Mzee Masha wa Ihaの血がたぎってしまい、突然キガンガに突入してしまいました。これがギリヤマ人の血なのです。全ての瞬間が勝負、全ての瞬間が本気なのでしょう。遊びはありません。
(翌日のマシンダーノのワンシーンが上記のその1からその3です。)

Mzee Masha wa Iha が踊り終わってMzee Bembeiyu の出番と相成りました。

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2005年8月 クイチャ氏のKiganga その1

クイチャ氏(Karisa wa Makenji)はムゼー・マーシャ・ワ・イハの弟子でした。ナイロビのボーマス・オブ・ケニアでショウをしています。
このときは10数年ぶりに師匠に会い、いきなりキガンガを踊らされました。ムゼー・マーシャ・ワ・イハは自分の弟子がキガンガを忘れていなかったことに大喜びでした。

その2