NGOMA JAPANI -東アフリカNGOMA親交会-

ンゴマニア・セミナー

2008年7月5日ンゴマニア・セミナー Vol.4 ンゴマニアナイト!!

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ンゴマニアシリーズも数えること4回目。
ンゴマニア初登場のジンバブウェから伝統からモダンへ。
その音楽の変遷をお届けします!
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ンゴマニア・ジリーズ Vol.4 ンゴマニアナイト!!
『ジンバブウェの伝統音楽の変容から現代音楽まで』
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この度のンゴマニア・セミナーは、初登場ジンバブウェです。
アフリカ大陸の南部に位置するジンバブウェは、1980年の独立
までの長い白人支配に屈することなく、ショナ人固有の音楽文
化を維持し独立運動の原動力となってきました。そのような歴
史を背景に今もその伝統音楽は変化しながらも、人々の心を纏
め上げています。
そして、スワヒリからコンゴ、南アフリカまで内陸国らしく周
辺各国に影響を受けながらジンバブウェ・ポピュラー音楽は多
様に発展しました。
チムレンガ(独立解放運動)ミュージックを代表するトーマス
・マプーモの来日映像から、ムビラゼナリラ、チオニソ・マラ
イレといった現代ムビラミューシック。そして、オリバー・ム
ツクチやタウンシップ・ジャズや西洋風のポップスも含めたジ
ンバブウェ・ポピュラー音楽まで、ジンバブウェを独自に研究
し続ける平尾吉直氏に語っていただきます。
会場は、ビールとラーメンをこよなく愛する平尾氏にぴったり
の50種類以上のの第三世界系のビールをそろえるBeer BAR
クワトロ・エス・プラス。当日は、アフリカンフードのスペシ
ャルメニューも準備しています。
●日時:7月5日(土)19:00-21:00
●場所:新宿御苑 Beer BAR クワトロ・エス・プラス
     東京都新宿区新宿1-2-6 花忠ビルB1F
     03-3358-5609
     http://4splus.com/
●講師 平尾吉直 首都大学英米文学科助手 
●チャージ:\2,000
      世界のビール1杯とおつまみ付き
●予約:erika_amu@yahoo.co.jp (ンゴマ・ジャパニ担当:ハ
ヤシエリカ)
    または、お店(03-3358-5609)に直接お願いします。
定員50名のスペシャルなイベントです。
定員になり次第受付終了です。
主催:ンゴマ・ジャパニ http://ngoma-japani.orio.jp/
協力:クワトロ・エス・プラス http://4splus.com/

平尾吉直氏よりメッセージ
『アフリカ音楽とぼく』
きっかけは80年代半ばのワールド・ミュージック・ブームでし
た。今ではほとんど想像もできないことですが、バブル景気に
沸く日本では毎月のようにアフリカのミュージシャンの公演が
行われ、ワールド・ミュージックの祭典WOMADが横浜で開催さ
れるなど、世界各地の音楽が注目を集めていました。もともと
ブルースやソウル・ミュージックが好きだったぼくは、同じ黒
い肌の人たちがやっている音楽ということもあって、キング.
サニー・アデ、ユッスー・ンドゥール、サリフ・ケイタといっ
たアフリカ音楽にのめりこんでいきました。
  
そんななか、通っていた大学にアフリカ文学を教えている先生
がいるという話を聞きました。ジンバブウェの作家チェンジェ
ライ・ホーヴェや南アのノーベル賞作家ナディン・ゴーディマ
の翻訳者として知られる福島富士男先生です。興味をかきたて
られたぼくは持ち前のずうずうしさと酔った勢いで先生に近づ
き、卒業論文もナイジェリアの作家チヌア・アチェベで書きま
した。ジンバブウェ音楽との出会いも、ホーヴェの作品を翻訳
していた師匠に連れられて行ったトーマス・マプーモの来日公
演(1991)でした。ムビラの響きとうねるようなポリリズムに
魅了され、師匠の紹介でマプーモ本人と握手までしたぼくはす
っかり舞い上がり、すっかりチムレンガの虜になってしまいま
した。毎年のようにジンバブウェを訪れ、Ⅰ型糖尿病という病
気を抱えたムビラ奏者の友人を日本に招いて演奏と講演をやっ
てもらうことになったのも、元はと言えばこのときの感動があ
ったからなのです。
  
その後、アフリカ文学とアフリカ系アメリカ人の文学を学ぶた
めに大学院に進む一方で、「いんちきアフリカ」バンド(略し
てチキリカ)と称するグループで演奏しはじめました。アフリ
カ音楽に影響を受けながらも、日本語でオリジナルをやるとい
う志だけは高いグループです。現在もあちこちにアフリカ文学
、アフリカ系アメリカ人の文学や文化についての論文を書かせ
ていただきながら、アフリカ音楽への憧憬冷めやらず、演奏活
動を続けています。
著書:「響きあう声-ゾラ・ニール・ハーストン『彼らの目は
神を見ていた』のポリフォニー」『メトロポリタン』44号(2001
)、「アチェベ、ショインカ、グギ アフリカ文学の台頭」『
週刊朝日百科 世界の文学 アフリカ文学』(2001)、"Igbo
Pluralism in Chinua Achebe’s Things Fall Apart”
『メトロポリタン』46号(2002)、「『ファイア!!』と三人
の作家-サーマン、ヒューズ、ハーストンの炎」『國學院雑誌
』第103巻8号(2002)、「アビク=オバンジェとナイジェリア
の文学」『黒人研究』72号(2004)、「チヌア・アチェベと言
語イメージ」『黒人研究の世界』(青磁書房、2005)、「『変
わっていく同じもの』/『変わっていく』という同じもの」『
越境・周縁・ディアスポラー三つのアメリカ文学』(南雲堂フ
ェニックス、2006)、「音楽と公民権運動-ソウル・ミュージ
ックにおけるゴスペル回帰と人種統合」『黒人研究』75号(2006
)、「黒人ミンストレルの虚構性と演技する力」『言語文化』23
(2006)、「ジンバブウェの都市ポピュラー音楽とコミュニテ
ィ」『多文化研究学会』創刊号(2007)、「ゾラ・ニール・ハ
ーストンとアフリカ系コミュニティのポリフォニー」『ハース
トン、ウォーカー、モリソン―アフリカ系アメリカ人女性作家
をつなぐ点と線』(南雲堂フェニックス、2007)
HP「ひらげの部屋」http://www.bekkoame.ne.jp/~hirao-k/top.htm
ブログ「ひらげ日記」http://hirage.cocolog-nifty.com/